皮膚移植術(植皮術)9割以上の白斑が治り

白斑治療に有効性が非常に高いの吸引表皮植皮術とミニグラフト移植で、尋常性白斑は9割以上が完治可能です
(手術後に、ナローバンドUVB光治療を受けると更に効果です)

ナローバンドUVBによる治療で白斑を改善してこられる方も結構多いのですが、残念ながら完治まで至らない方もいます。次の手としては、植皮術となります。
表皮植皮術は、白斑治療に非常に有効な治療方法であります。
移植の長所:皮膚の定着率は99%以上。早い人では術後1カ月で白斑部の半分以上、3カ月で80%以上、色が出てきます。手術後に、光線療法を続ければ、改善効果が早く現れるのも。
正常部位の皮膚をを採取し、白斑部に移植することにより、メラニン細胞を移入させ、白斑部から色素再生となります。植皮術には2種類があります。

1、吸引表皮植皮術

表皮移植術とは、表皮のみを移植する手術であります。健康な皮膚と白斑部で、注射筒を使い、吸引水疱を作ります。
水疱が出来た後、白斑の水疱を取り外して、その健康な皮膚の水疱を切り取って、白斑に移植する方法です。
この表皮植皮術とナローバンドUVBを組み合わせた治療も考えられます。

写真のような、注射筒を吸引装置で、正常な皮膚と白斑を陰圧に2、3時間程度持続し、吸引水疱ができます。
麻酔は使わないので、少し痛みがあります。ここは、白斑を完治のため、我慢しかありません。
水疱はなかなか作られなければ、局所麻酔で手術で表皮を取ることもあります。

 

健康な皮膚の水疱を採取し、白斑の部分に埋め込み、固定します。

このような吸引表皮植皮術は、大阪市立大学医学部の皮膚科で受けるならば、一日入院する必要がありますが、
他の病院では、病院で泊めることなく、日帰りで手術を受けることもあります。

この吸引表皮植皮術を受けると、2、3時間少し痛みが続けます。
痛みに恐怖ならば、まず、ナローバンドUVB照射治療を受けてください。

現在、アメリカ、ヨーロッパでは、仕事で通院できない白斑患者は、小型の家庭用ナローバンドUVB照射機器を購入し、自宅で治療を受けるこがが可能です。
私は、忙しい仕事で、通院になかなかできないので、2年前に家庭用ナローバンドUVB照射機器を購入し、自宅で治療を始めました。

その照射装置のおかげて、80%白斑を治りました。
残り20%の白斑に、色素はなかなか生成できない、大阪市立大学医学部で、一日入院し、吸引表皮植皮術を受けました。
手術は、痛かったが、効果はすこく良かったです。手術後、一週間たつ、色素は完璧に付けました。

私は、購入した小型ナローバンドUVB照射機器は、こんなものです。
通院できない方は、とても役に立つだと思います。
ナローバンドUVB照射機器
通院になかなかできない方にとって、良い商品ではないでしょうか。
日本語で簡単購入できました。

2、ミニグラフト移植

ミニグラフト移植は、ナローバンドUVB光治療で効果が見られまい尋常性白斑に対する治療法です。白斑部に小さな穴をあけ、そこに正常皮膚から採取した植皮片を植える皮膚移植術です。
従来の吸引表皮植皮術は、健康な皮膚から大きな表皮を取り、白斑の部分に埋め込ます。
ミニグラフト移植は、吸引表皮植皮術と違い、白斑患部に専用のマシーンを使って、直径0.6~1.3mmの小さな穴を開けます。
ミニグラフトは傷が小さくすむため傷がほとんど目立たないのがメリットです。
手術完了一週間後、ナローバンドUVB紫外線治療を継続することで、植皮した部分から周囲に色素が広がっていきます。
保険適用外の為、自費負担となります。
費用の目安は一円玉くらいの
範囲20か所で30,000円です。
ミニグラフト(mMG)の手順
①まず、患部白斑部から、マシーンを使い、真皮浅層の点状出血がある部分まで削ります。
②専用のマシーンの採皮部(頭部や、正常な皮膚など)から、メラノサイトを含んでている小さい皮膚を採取します。
③分層採皮した皮膚は、ビーカーに入れて、はさみで30分ほど細かく切断します。
④細かく切断した皮膚を白斑部にのせて、シリコンガーゼなどの貼付剤とガーゼで覆い手術を終了します。
白斑治療-ミニグラフト移植手術用のマシーン
白斑治療ミニグラフト移植手術用のマシーン(ダーマペン)
すべての皮膚科がこのマシーンを使用しているわけではなく、一部の皮膚科は異なるマシーンを使用しています。
白斑治療ーミニグラフト移植手術用のマシーン(ダーマペン)

ミニグラフト移植とナローバンドUVB光線治療の併用療法は、吸引表皮植皮術より、簡単にできる白斑治療法です。
このの併用療法で、白斑が治る可能性が一番高いです。

ミニグラフト(mMG)ナローバンドUVB併用
(A)白斑治療のスケジュール、UVB照射の回数:49回、UVBの総線量:10.3 J / cm2
(B)治療前の顔の白斑(C)1回目のミニグラフト(mMG)移植の1ヶ月後の画像
(D)mMGの6ヶ月後。 1回目、2回目、および3回目のmMGの移植後の色素生成の画像
(E)最初のミニグラフト(mMG)移植術の12か月後に、色素が再生できて、白斑が完全に消えました。

ミニグラフト(mMG)移植法は、現在一番簡単にできる白斑の治療法で、ナローバンドUVB紫外線治療と併用し、有効性は非常に高いです。

移植療法の長所

1、治療効果が非常に良い
2、薬、ナローバンドUVB治療に反応しなかった例にも効果がある
3、手術は、簡単にでき、白斑部位に傷跡が残らない

ミニグラフトも、吸引表皮植皮術も、順調に行けば、劇的な効果的な治療ですが、9割以上の白斑を治すことが可能です。また、植皮後も紫外線治療を定期的に行うことが必要になります。
※植皮した部分から色がでなかったり、皮膚を採取した部分の色がぬけたりする可能性もあるため、病勢が落ち着いている方に限られてます。

私の自宅白斑治療法はこちら(小型ナローバンドUVB機器を使用)
私の白斑治療経験談を読んでいただき、
同じく白斑で悩んでいらっしゃる方のお役に立てますように